こんにちは、銀針うさぎです。

日本各地で次々と梅雨入りのニュースが聞こえてくる季節になりましたね。私の住む地区も、もれなく梅雨。
雨に濡れるアジサイなど、この時期ならではの風情は個人的にとても好きなのですが……仕事や生活の面となると、話は別です。
このジメジメとした梅雨から本格的な夏にかけて、私にはどうしても憂鬱になってしまう「2つの大問題」があります。
- 高齢者施設での排泄介助(ハッキリ言って地獄です)
- 畑仕事の、あのモアっとした容赦ない暑さ
特に1.の「高齢者施設での介護現場の暑さ」は、外から見ているだけでは絶対に分からない、壮絶な裏事情があります。
今回は、現役介護職員である私が身をもって体験した現場のリアルな暑さと、それを劇的に変えてくれた
「ペルチェ内蔵ベスト」という神アイテムについて熱く語らせてください!
「高齢者施設の中のお仕事なら、冷房が効いていて涼しい部屋で働けるからいいよね」
そう考えている方も、実は少なくないのではないでしょうか?
実際、施設に面会に来られたご家族様が「外は暑いですね〜」なんて言いながら、施設内に入ってらっしゃいますが、しかし、私たち職員の心の声はこうです。
「いや、施設の中の方がよっぽど暑いです……!」
なぜ、施設の中がこんなに暑いのか。理由は明確です。
私たちが少しでも冷房の温度を下げようものなら、入居されている高齢者の方々が口を揃えて「寒い、寒い」とおっしゃるからです。
高齢になると、体温調節機能が低下したり、筋肉量が減ったりすることで、若い人よりも圧倒的に寒さを感じやすくなります。暑さに対する感覚も鈍くなっているため、私たち職員が汗だくになっていても、利用者様にとっては「ちょうどいい」か「むしろ寒い」くらいなのです。

もちろん、高齢者様の体調管理を任されているプロとして、私たちは気づかれない程度にこっそり空調を操作し、熱中症にならない快適温度を保つ努力はしています。
しかし、それでも「常に動き回っている職員」にとっては、室温設定が高すぎてとにかく暑い!
毎朝、出勤してフロアに足を踏み入れた瞬間から「あぁ、今日も暑い季節が来たね……」と、同僚たちとテンションの低い会話を交わすのが夏の定番になってしまっています。
介護の世界には、「食事」「排泄」「入浴」という3大介護が存在します。
夏の暑い時期、このワードを聞くだけで介護職の誰もが身震いする恐怖のイベント……
それが「入浴介助」です。
想像してみてください。室温も湿度もMAXに上がったお風呂場で、職員は服を着たまま、利用者様が安全にお風呂を楽しめるよう全力でお手伝いをします。
もちろん、お湯に浸かっている利用者様の前では、私たちはプロの笑顔を絶やしません。
「お湯加減はいかがですか? 気持ちいいですか?」
不快な顔やつらい表情は一切出さず、完璧な笑顔で対応します。しかし、心の中のメーターは完全に振り切れており、「熱い! 溶ける! 早く出たい!」と叫び続けているのです。
……と、思わず入浴介助の愚痴に熱が入ってしまいましたが、今回本当に書きたいのは入浴介助ではなく、
もう一つの難所である「排泄介助」のお話です。
私の勤務する施設は、いわゆる「特別養護老人ホーム(通称:特養)」です。
特養に入所されているのは、基本的に「要介護3」以上の、比較的重度の介護を必要とされる方々。ご自身でトイレに行くことが難しい方が多く、大半の入居者様が紙オムツを使用されています。そのため、私たちは時間を決めて、定期的にオムツ交換(巡回)を行います。
私の施設は、入居定員がなんと70名。
介護度の高い方々がこれだけ揃っている中でのオムツ交換の人数は、まさに「想像を絶する」という言葉がぴったりです。
日中の時間帯であれば、まだ動ける職員の数もそれなりにいます。しかし、これが「夜勤」になると状況は一変します。ガクンと減った少ない人数で、この膨大な数のオムツ交換をこなさなければなりません。
しかも、夜間の施設というのは本当に過酷です。
電気代の節約、高齢者様の冷え防止のため、夜間は冷房が入っていないフロアもあります。防犯や安全のために窓も閉め切っております。
※換気システムが作動しておりますので、空気の循環はありますが、暑い!
そんな「無風・高温・高湿度」の空間で、少ない職員でオムツ交換がスタートするわけです。
ベッドを何十箇所も回り、体位変換(寝返り)をお手伝いし、重いオムツをテキパキと交換していく……。
すべての巡回が終わった頃には、衣服は文字通りびしょびしょ。
夜勤者同士、「え、シャワー浴びてきた?」と冗談をいうほどです。
「そんなに暑いなら、工事現場の人が着ているファン付きの『空調服』を着ればいいじゃない?」
そう思いますよね。実際、私と同僚たちもまったく同じことを考えました。
これまでも、首にぶら下げる携帯扇風機や、凍らせて首に巻くネッククーラーなど、ありとあらゆる暑さ対策グッズを試してきました。しかし、特養の夜勤の破壊力にはどれも太刀打ちできません。
そこで今年の夏前、ついに私たちは覚悟を決めました。
「今年はもう、あの最強と噂される空調服を導入するしかないかー!」と。
しかし、実際に導入を検討し、シミュレーションしてみると、介護現場ならではの「2つの大きなデメリット」が浮き彫りになったのです。
空調服は、ファンから取り込んだ空気で服の中をパンパンに膨らませることで涼しさを生み出します
。しかし、介護の現場、特にベッド上でのオムツ交換や体位変換のシーンでは、この「服の膨らみ」が致命的な邪魔になります。利用者様の体に覆いかぶさるような体勢をとることも多いため、服がモコモコと膨らんでいると手元が見えにくく、非常に介護がしづらいのです。
静まり返った夜間の施設。利用者様がスヤスヤと眠っている中を巡回する際、空調服の「ブォーーーーン!」というプロペラ音は、あまりにも響き渡りすぎます。眠っている方を起こしてしまうリスクを考えると、夜勤帯での使用は現実的ではありませんでした。
涼しさは魅力的だけど、介護現場には合わない。
ネットの海を彷徨い、介護現場でも使える暑さ対策グッズを探し回っていたある日、
「これだ!これなら絶対にイケる!」という大発見をしました。
それが、「ペルチェ内蔵ベスト」です。

これは、服にファンがついているのではなく、
冷蔵庫などにも使われている「ペルチェ素子」
という冷却プレートがベストの内側(背中や首元)に搭載されている最新の熱中症対策ウェアです。
スペックを見た瞬間、これしかないと確信しました。
- ベストタイプなのでスタイリッシュ(服が全く膨らまない)
- プロペラのような回転音がなく、驚くほど静か
- スイッチを入れた瞬間、冷却プレートがキンキンに冷たくなる
これならオムツ交換の邪魔にもならないし、静かな夜勤帯でも利用者様を起こさずに使えます。
興奮冷めやらぬまま、私はその日一緒に夜勤に入っていた上司(主任)を「これ凄くないですか!?」と巻き込み、その場で一緒に注文することにしました。
数日後、届いたペルチェベストをさっそく夜勤のオムツ交換で実戦投入してみました。
結論から言うと、「めちゃくちゃ涼しい!!!最高!!!」です。
スイッチを入れると、わずか数秒で背中に当たっているプレートが氷のように冷たくなります。
血管が集中している肩甲骨がダイレクトに冷やされるため、体感温度がスーッと下がっていくのが分かります。
あれだけ大汗をかいていた夜間のオムツ交換ですが、ペルチェベストを着ていると、明らかに汗の量が激減しました。汗びしょびしょで不快だったあの時間が、嘘のように快適になったのです。
そして、心配していた「音」に関しても大満足。
耳をすませば小さなファンが回る音はしますが、従来の空調服のような爆音ではなく、非常に静かです。静まり返った夜の特養の廊下を歩いても、全く周囲の迷惑になりません。
フロアですれ違った同僚からも、
「えっ、それ何!? 服が膨らんでないのに涼しそうだね!凄く良いじゃん!」
と大絶賛され、ちょっとしたヒーロー気分を味わえました。
※参考のため、銀針うさぎの生活圏で捕まえた「野良オジサン」をモデルに。(笑)
「野良オジサン」スペック
身長:176センチ
体重:78キログラム
お腹:出てる


📊 スペック・バッテリー稼働時間一覧表
| 項目 | 仕様・稼働時間 | 特徴・使いどころの目安 |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 40,000mAh (超大容量) | 長時間の夜勤や、丸一日の作業も安心のスタミナ |
| 超強モード | 約 4 〜 5 時間 | 猛暑日の畑仕事や、特に暑い「排泄介助」の短時間に! |
| 強モード | 約 5 〜 6 時間 | 音が「フィーン」と聞こえる程度 |
| 中モード | 約 6 〜 7 時間 | ほぼほぼ音が聞こえない |
| 弱モード | 約 8 〜 9 時間 | マイルドに冷やしたい時や、長時間の着用に |
| サイズ | フリーサイズ | 男女問わず、体型に合わせてジャストフィット |
大絶賛のペルチェベストですが、ブログを読んでくださっている皆さんに後悔してほしくないので、実際に使って気づいた「唯一のデメリット」も正直にお伝えします。
それは、「バッテリーがそこそこ重たい」という点です。
私が使用しているものは、長時間の夜勤にも耐えられるように「40,000mAh(ミリアンペア)」という超大容量のバッテリーを繋いでいます。そのため、バッテリー単体を持つと、ずっしりとした重みを感じます。
「これ、着たら肩が凝るかな……?」と最初は不安になりました。
しかし、実際にベストを着用し、専用のポケットにバッテリーを収納してしまえば、全体の重さが体に分散されるためか、作業中はそこまで気になりませんでした。
もし重さがどうしても気になるという方は、バッテリーの容量を少し小さめのもの(10,000〜20,000mAh程度)に変えれば、軽くなってより快適に動けると思います(その分、稼働時間は短くなりますが、日中の数時間の介助用であれば十分です)。

今回は、特養の介護現場における暑さのリアルと、それを救ってくれた「ペルチェ内蔵ベスト」をご紹介しました。
介護職だけでなく、夏場にエアコンの効かない場所で作業をする方、あるいは私のように趣味や仕事で夏の畑仕事をする方にとって、熱中症対策は命に関わる大問題です。
これまでは「仕事だから」「みんな耐えているから」と汗だくで我慢していましたが、便利なテクノロジーの力を借りることで、驚くほど快適に、そして笑顔で仕事を続けることができるようになります。
これからさらに夏本番に向けて、気温はどんどん上がっていきます。
皆さんもぜひ、自分に合った暑さ対策グッズを見つけて、この過酷な夏を笑顔で乗り切っていきましょう!
以上、銀針うさぎでした。また次回の記事でお会いしましょう!
今回、ご紹介したベストはこちら。たくさん種類があるので、リンクを貼っときます。
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